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いよいよ、手術の日。

COCOパパです。

今日はCOCOの手術の日。
「大丈夫、きっとうまくいく」
そう自分たち自身に言い聞かせ、病院に向かいました。
今日、COCOは朝から絶食・絶飲。
そんなCOCOに付き合って、私たちも絶食・絶飲で望みました。

今日はまず精密検査を行い、その上で手術をするという手順です。
11時半頃にCOCOを預け、手術が始まる2時半ころに戻ることにしました。
普通の飼い主さんは、預けたらそのまま帰宅するらしいのですが、
私たちは手術を見学することにしたのです。

詳しい検査の結果は、携帯電話にしてもらうことにし、
それまでの間、食事などで時間をつぶすことにしました。
今日、病院の待合室では、偶然にも白内障の手術を受け、
術後の検診に訪れたA・コッカーの子に2頭会い、
その2頭とも手術が成功して見えるようになった、という話を聞くことができました。

これはなんという幸先の良さでしょう。
「大丈夫ですよ、きっと見えるようになりますから」
飼い主さんの力強い言葉にも後押しされ、2頭の元気な姿を目の当たりにして、
私たちの不安だった気持ちは、すっかり消え去り、
COCOの手術が成功することだけを信じてあげられるようになりました。

リラックスした私たちは、食事を済ませ、二駅離れた新宿のデパートにいました。
しかし、そこでCOCOの検査結果を聞いた私たちは、あまりのことに驚愕してしまったのです。
奈落の底……。まさに、そんな感じでした。

まず血液検査、心電図などで、これは全く問題なかったということです。
しかし、電極の付いたコンタクトレンズを使用して、
レーザーを当てて網膜から神経に伝わるのを確認してみると、
急に白内障が進んでしまった右目の反応は、ほとんど無かったということです。

病院の先生も、右目と左目のレンズを付け間違えてるのではないか、
検査器の示すグラフに間違いがあるのではないかと、
何度も確認したそうですが、残念ながら結果は同じで、
『1未満だと手術不可能』という基準のところ、
右目に関しては、わずかに0.58しかなかったそうです。

これは、白内障の手術をしても、視力が回復する見込みがゼロということです。
右目は、もうすでに完全に失明しており、手術は断念せざるを得ないという結果でした。
残る可能性のあるのは左目で、今回は左目だけを手術します、とのことでした。

私たちは、この結果を聞いて絶望しました。
なぜなら、左目は、もう一年以上前に失明した目です。
前回の検診でも、手術しても回復は難しいという診断結果だった目です。

「嘘だろ……」
その時、私の口からは、その言葉しか出ませんでした。
COCOの右目は、あまりも急激に、回復不可能な状態にまでなってしまった。
残るのは左目だけ。しかし、その左目だって回復は難しい。

COCOはこの先、ずっと暗闇の生活をしなければならないのか。
もう、ロケットのように走り回ることはできないのか。
そんなことを思うと、COCOが可哀想で可哀想で、涙が出てきました。
どうして、私たちのCOCOの目だけが、こんなことになるのか……。

打ちひしがれた気持ちで、病院に向かいました。
右目が手遅れだなんて、どうか間違いであってほしい。
あれは間違いで、右目も手術します――そう言ってもらいたい。
しかし、間違いのはずがありませんでした。

そこでは、まさに今からCOCOの手術が始まるところでした。
電話で聞いた通り、当初は見込みの薄かった左目だけの手術です。
COCOは白いシーツをすっぽりかぶせられ、
手術を施されている目は、モニター画面で確認することができました。

手術はとても難しいものとなりました。
それは素人の私たちがみてもわかるほどでした。
COCOママは、人間の白内障手術を何度か見たことがありましたが、
それと比べても、COCOの手術は手こずっているのがわかります。
白内障になって、すでに2年も経過している左目は、
白い部分が硬く固まってしまっていて、なかなか吸引できません。

それでも、COCOは頑張っていました。
こんな状況でも、やっぱりCOCOは私たちを励ましてくれているようでした。
その姿を見て、またしても涙が出てきました。
「COCO、頑張れ! 頑張れ!」
私たちは、何度も何度も、そう口に出して言いました。

途中で心拍が早くなり、COCOが大きく痙攣をはじめました。
このまま――。

このままCOCOが死んじゃったら、どうしよう……
そう思うと、ますます心配で、とても悲しい気持ちになりました。
その時、私は思いました。
もし、術後もCOCOの視力がこのまま回復しなかったら……

もしそうなったなら、
その時は、おれはCOCOの目になろう。
一生、COCOが不自由なく、楽しく毎日を送れるよう、
このおれが、COCOの目になってやろう。
いつも、いつもCOCOの傍にいて、いつでもCOCOを守ってあげよう。
たとえ、もう二度とCOCOと目と目が合わなくても、
毎日毎日、COCOを笑わせてあげよう。
見えなくとも走り回れるように、COCOの先に立ってあげよう、と。

COCOの状態は、サポートの先生の素早い措置で、すぐに安定しました。
後で聞いた話では、この先生は麻酔医ではとても優秀な方で、
「あの先生がいる限り、麻酔の事故は絶対に起きない」ということでした。

そして、ようやく長い手術が終わりました。
先生は、手術室を出てくるなり、開口一番、
「いやあ、非常に難しい手術でした!」と仰いました。

そんな先生は、満面の笑顔でした。
COCOの手術は、手こずりながらも、なんとか成功したのでした。
そこで、先生にいろいろと説明を受けました。

このまま術後が順調にいけば、
COCOの左目は視力を回復する見込みがあるそうです。
私たちは先生の説明を受けながら、深く深く感動していました。
もし、この病院に来なければ、もしこの先生に出会わなければ、
COCOの目は、もしかして一生見えなかったのかもしれない。

今だって、見えるようになるとういう保障は無いけれど、
COCOにとって、最善の処置ができたのだということに、
感謝の言葉しか、私たちにはありませんでした。

麻酔から覚めたCOCOが手術室から出てきました。
「COCO、よく頑張ったね! ごくろうさん!」
COCOはまだ意識が朦朧としているらしく、私たちを見ても、
「あれ? ここは何処? ワタシはだぁれ?」
というような、素っ頓狂な顔をしています。

その顔を見て、思わず吹き出してしまいました。
こうして、COCOの手術は終ったのでした。
COCOは、これから土曜日まで入院です。

これは、日曜日にCOCOの手術成功祈願に高幡不動に行った時のもの。
F1030251(1).jpg

カートは、右目が悪くなる直前に買ったもので、この日、初めて使いました。
本当は、昭和記念公園のドッグランに電車で行く時のために買ったものです。
COCOがこのカートに乗ってドックランに行くのは、いつになるでしょう。

F1030253(1).jpg
この日、一段とつぶらな瞳で笑いかけてくたCOCO。
まったく見えていないにもかかわらず、私たちを励ましてくれていました。

今夜は、持ち主のいない御椀とコップが、寂しく見えます。
F1030255(1).jpg


右目はもう一生見えることはありません。
左目も、回復する保証はありません。

でも、私たちは感謝しています。
こんな難しい手術を成功させてくれた執刀医の先生に、
サポートしてくれた先生、看護士さんに。

そして、最後まで私たちを勇気付けてくれた、COCOに。

ありがとう、COCO。 本当によく頑張ったね。
今夜は、ゆっくりおやすみ。
 
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COMMENTS

COCOちゃんお疲れ様。
よくがんばつたね。
パパさんママさん日記読ませてもらって
涙がでちゃったよ。
手術が出来るとも思ってたお目目は手術が出来なかったんだね...
うちのごぅも白内障手術に前向きに考えていなかったから結局手術したのは発症してから2年ぐらいたってからだったよ。
今は眼圧の心配があるけれどボール追いかけてるよ(^^)
これから術後も必要だからがんばってね。

もちろん両目見えて欲しい。
それがムリなら片目だけでも...
でもね。見えなくても元気でいてくれるのが
一番だよね。
のくの親戚さんがやさしいパパとママさんの子でよかった。
退院までお家の中が静かで寂しいね。

COCOちゃんそしてパパさんママさんお疲れ様でした。
読み進むたびに涙が出ちゃった。。COCOちゃんよく頑張りましたねe-319
右目は手術出来なかったけど左目が見えるようになるといいです。
人もそうだけど見えない分、違うところの感がよくなるってあるみたいだからパパさん、ママさん元気だしてね!
ナッツも頑張るっきゃない!だからCOCOちゃんも頑張るっきゃない!だよ。
目薬点したり術後のケアが大変みたいだけど、クゥもナッツもそしてみんなで応援してるからねv-218

v-5 AKOさん

ご心配、ありがとうございました。v-435
望んだ通りの結果にはなりませんでしたが、
難しい手術が無事に終って、ほっとしました。v-352

きっと、のくちゃん・ごぅちゃんのパワーが伝わってきたのでしょう。
手術前にこうして知り合えて、良かったと思ってます。
血は水よりも濃し、と言いますが、まさにその通りですね。
のくちゃんとCOCOには、
きっと、何か引き合うものがあったのでしょう。
これからも、よろしくお願いしますねv-344

でも、ほんとにCOCOがいないのは、寂しくてたまりませんなあ…v-406
 

COCOパパさんママさんお疲れ様です。
手術成功よかったです。
気が抜けない状態でしょうけど、回復したら、また、一緒にランに行きましょうね。
COCOちゃんなら大丈夫。
また一緒にパパさんと走りますって!!

ロケットCOCOちゃんは、いつまでも、ロケットですもん!!

v-5 ドナさん

ご心配、ありがとうございました。v-435
朝、病院に向かう車の中でCOCOママが、
「手術が無事に終ったら、ドナさんの携帯に報告メールいれる」
と言っていたのですが、複雑な経過と結果でしたので、
それは叶いませんでした。すみません。

今回もそうですが、ナッツちゃんが頑張っているということが、
どれだけ私たちの励みになっているか知れません。
お蔭さまで、COCOも精一杯、頑張ることができました。
ナッツちゃんも、何が何でも頑張り通してくれると信じています。v-91

COCOのエリザベスが取れたら、
また、昭和記念公園のドッグランで遊んでやってくださいね。v-392

楽しみにしていま~すv-344
 

v-5 まろんパパさん

ご心配、ありがとうございました。v-435

いつもいつもご迷惑おかけしてすみません。
COCOが全快するまで、もうしばらくご迷惑おかけすることになりますが、
どうぞ、よろしくお願いします。

COCOも、もうしばらく愛しのまろん君に会えませんが、
良くなったら、また一緒に遊んでください。
COCOのロケット復活!を、楽しみにしていてくださいねv-392
 

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